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2008.06.03 (Tue)

敗れざる者たち/沢木耕太郎 

えっと・・・
今月のFrom Ryuunを読んで・・・

沢木さんのお名前が出ていて うれし~~!!
大好きなノンフィクションライターです。

最初に、沢木さんの本を読んだのは30年くらい前
友人のおすすめでした。
文章がとても読みやすく、物書きにありがちな無駄に難しい表現がなく
沢木さんの見ているものがそのまま見えてくるようでした。

それから、当時発刊されていたものは次から次へと読んだような気がします。
「人の砂漠」「地の漂流者」「若き実力者たち」「敗れざる者たち」・・

今回、龍雲さんが書かれていたのは円谷幸吉さんを取り上げた「敗れざる者たち」に収められている「長距離ランナーの遺書」というルポ
円谷さんの遺書を元に死を選ばざるをえなかった円谷さんの心に迫ります。
F1000026.jpg
沢木さんの作品で印象に残っているルポ
北方領土 普通なら、返還運動に焦点があたってルポするかもしれないけど
返還運動の看板を作る仕事をしている人にとっては
返還されると仕事がなくなる・・・ そんな裏側に視点を向けます。

与那国島を彼のルポで始めて知りました。
日本の最西端の島 台湾がすぐそこに見える島
沢木さんの与那国島ルポを読んで、ど~~~~しても与那国に行きたくなりました。
そして、数年後に与那国までの航空券と民宿の予約をして出発しましたが
台風のために沖縄で足止め。
その翌年に子供が生まれたので未だに与那国は憧れの島のままです。

当時、私が好きだった甲斐よしひろさんも好きな作家に「沢木耕太郎」をあげていて、ラジオで話しているのを聞いていた覚えがあります。

そして、龍雲さんの「負け犬が勝つとき」の中で富沢一誠さんが次のように書いています。

デビュー間もない頃、龍雲に初めて会ったとき、ぼくは「詞が抽象的で甘すぎる。これでは、たくさんの人々をハッとさせて自分の方にふりむけさすことはできない。おそらくキミはあまり本を読んでいないだろう。せめて沢木耕太郎の一連の作品ぐらいは読んでみなよ。見方が変わると思うよ。と言ったことを覚えている。なぜ沢木の本を読めと言ったのか? それは沢木の一連の作品には、鋭い見方と人間を見つめる“優しい目”があったからだ。沢木は日常のほんのささいなことを書いても、その裏には人生そのもの、社会そのものを見抜ける力を持っている。龍雲にそのことをわかって欲しかったのだ。

これを読んだ時は嬉しかったなぁ

そんなこんなで、今月のFrom Ryuunを読んでみると、この当時に富沢さんのアドバイスどおりに沢木さんの一連の本を読んでいたのですね。
龍雲さんの歌にいまも通じるものがあるのを感じます。

まだ読んだことがない方は、これを機に「敗れざる者たち」からいかがですか?

私も、出版される本はできるだけ買っているのですが、なかなか本を読む時間がとれなくて追いつかないのですが。。


「敗れざる者たち」の沢木氏のあとがきより
ここに収められた6編の作品は「勝負の世界に何かを賭け喪っていった者たち」という主題に沿い5年間にわたって、書き続けられたものだ。それぞれが独立し完結してはいるが、その意味ではひとつのまとまった長編と考えられなくもない。
いや、むしろそう読まれることを望んでいるといったほうが正直だろう。


円谷選手のルポは、6編の中の「長距離ランナーの遺書」という
タイトルで45ページ書かれています。

19:03  |  沢木耕太郎  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

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